Viv's Vivacious Everyday

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2014年 11月 29日

小さなオーダーメイド、心躍る贅沢

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来年春に出すことになっている本の打ち合わせで
東神田のカラーワークスで秋山千恵美さんと話していたときのこと。
「帰りに時間があったら、うちの斜め前にある
オーダーメイドのハンドバッグ屋さんに行ってみて!」
と千恵美さんに言われ、足を運んでみました。

「L’atelier Exquis Tokyo」(ラトリエ・エクスキ・トーキョー)
バッグデザイナーのシロヤマアケミさんが経営されているお店で、
おしゃれな展示スペースの奥がアトリエになっています。
ここでアケミさんが注文の入ったバッグを一つ一つ制作しているのでした。
フランスで買い付けてきたカラフルな革やファブリックがいっぱいで、
見ているだけでワクワクしてくる仕事場です。

ものづくりのお話は大好きで、またとてもお話が楽しいかたであることもあり
初対面にもかかわらず、1時間半以上も話し込んでしまいました。
好きな素材を組み合わせて世界に一つのバッグをつくるという、心躍る小さな贅沢。
そのときにオーダーしたのは、A4ノートパソコンがすっぽり入る「AIRBAG」で、
二つ折りにするとクラッチバッグにもなるというツーウェイです。
(バリエーションが、プライベートブランド「Joolie」のFBページで見られます)

アケミさんいわく、自分らしいバッグは「持ち歩けるアート」であり
がんばっている自分を隣で元気づけてくれる相棒。
彼女のアドバイスを聞きながら好きな素材を選ぶ作業の最中、
これはソファとクッションの組み合わせや壁と家具の組み合わせを考える
インテリアコーディネートの作業にも似ていれば、
どんな自分になりたいかのセラピーもこんな感じなのかなぁ、と感じました。
とても楽しい体験でした。

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ターコイズブルーとオレンジとピンクのランダムな水玉のファブリックに、
ブルージーンズみたいな色の型押しの革と、濃いオレンジ色のすべすべの革。
オレンジ系のストライプとチェックを裏地に選びました。
通りかかったカラーワークスのスタッフの方が、
あー、田村さんっぽい!と言ってくれたので、きっとそうなのでしょう。

小さな面積なのに、本当に不思議なのですが、
使う革とファブリックの色や素材感、模様の組み合わせが、
必ずその人らしさこの上ない仕上がりになる、とアケミさん。
カラーワークスの社員の皆さんがオーダーされたものを見せてもらうと、
「そうそう、まさにこの人にぴったり!」と言いたくなる雰囲気。

さて今週、そのバッグができ上がってきました。

写真 5

おぉ、可愛い!

写真 4

以前フィレンツェで出会った革職人さんにもらった、端切れの革のマスコットをつけてみました。
アケミさんのお店ととても佇まいが似ていて、この日ふと思い出した旅先のお店でした。

写真 2

iPadは横にしてもすっぽり入ります。
仕事でもプライベートでもすごく役立ちそうな予感。

写真-2写真 2

細部まで自分好みって気持ちいいですね。

アケミさんは来年、千恵美さんとお仕事のコラボレーションの予定があるそうで、
少し構想を聞いただけで、それはもう本当に楽しそうな企画でした。
詳細がわかったらこちらでもお知らせしますね。

じっくり語り合いながら自分らしさを改めて考える贅沢な時間と、
そして仕上がりを待つ時間も楽しい、オーダーメイドのバッグ。
次はトートバッグを作ってもらおうと思っています。
楽しい出会いがまたひとつ。みなさんもいかがですか?

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2014年 11月 13日

永遠のブーケとブートニア

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2週間ほど前に発売になった『WEDDING ANNIVERSARY BOOK』
とても思い出深い本になりました。

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撮影は7月中旬過ぎの2日間。
長く大切にしてもらう一冊になるかと思うと、丁寧にやりたくて、
いつも以上にじっくりと時間をかけ、
2日間とも、朝早くから夜遅くまでスタジオにいました。

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この本のコンセプトにぴったりの
素敵なウェディングブーケ&ブートニアの制作と、
結婚4年目の「花婚式」のページの花をセレクトしてくださったのは
南青山の「ル・ベスベ」の高橋郁代さんでした。

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有名な方なので、ご存じの方も多いと思いますが
その高橋さんが、9月に急逝された悲しいニュース。
私もスタイリストの小山さんも、このお仕事が
高橋さんにお世話になった最後になってしまいました。

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ペーパーに何重にも大切にくるまれたお花が
スタジオに届いたのは、撮影2日目の暑い午後。

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花婿が襟元に挿す小さな小さなブートニアが
ブーケの横にちょこんと置かれていました。

写真 2

ペーパーで笹舟のような形の包みを作って
箱の中でブートニアがつぶれないように、迷子にならないように。
みんなで感動した、高橋さんのお花への愛情が伝わるこまやかな心配り。

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今週の初め、ベスベさんで行われた
高橋さんのお別れの会でいただいてきたお花。

写真 2

撮影の日のブートニアのように、一輪を大切にくるんで。
持ち帰って水に挿したら、つぼみが全部咲きました。

写真 3写真 4

美しいお花の写真集のような「ル・ベスベ」さんのダイアリーも
2000年から毎年、楽しみにしていました。
大好きなベスベさんの、高橋さんの世界でした。

写真 5

撮影のとき、デザイナーの若井さんと
お互いの愛犬が高齢で、元気がなくなってきたから
大切にしてあげないとね、という話をしたのですが、
私の愛犬はなはその撮影の10日後に、天国に行ってしまいました。
若井さんの愛犬も夏の終わりに、静かに旅立ったと聞きました。

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撮影はたった4ヶ月前のことなのに、
そのときお世話になった人が、一緒にいた家族が、
今はここにいないということ。

WEDDING ANNIVERSARY BOOKのラストは
長い時間をともに過ごした、お互いへの感謝を綴るページ。
すべてのことが永遠ではないけれど、
感動したり、幸せだったり、楽しかったり
誰かを思ったりの、そのときどきの思いは永遠ともいえる。
長く使ってもらえる一冊をつくる機会をいただいたのだから、
そこまできちんと考えなさい、と、誰かに言われている気がしました。

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高橋郁代さん、素晴らしいお仕事と素敵な思い出を
これまで本当にありがとうございました。

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