Viv's Vivacious Everyday

2014年8月

2014年 8月 30日

夏の終わりに はなのいた日々

カテゴリー Blog,Dogs,News

ここ数日、涼しい日々が続いていますね。
8月最後の週末。やっと書けそうな気がしてきたので、
この夏、14歳2ヶ月で天国に旅立った愛犬、
ケアンテリアのはなのことを書きたいと思います。

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2000年5月生まれのはなは、生後わずか45日で我が家に来ました。
七夕の短冊に「犬が飼えますように」と書いた2日後の7月9日のことでした。
(願いが叶った!と騒いでいたら、「自分で買ったんじゃん」と笑われましたが)

お店の一番奥の段ボール箱の中で鳴いていた、
手のひらにのるような、小さな小さな子犬。

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ケアンテリアという犬種のことも知らなかったのですが、
雑種みたいなぼさぼさの混ざり毛がたまらなく可愛いと思って
連れて帰ってきてしまいました。

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5年ぶりの犬のいる生活が本当にうれしくて、毎日主人と連れ立って散歩に行きました。

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春も、

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夏も、

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秋も、

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冬も。

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ふざけて撮った写真がいろいろ残っています。
一緒にワインを飲んだり?、写真のチェックをしたり、

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かぶりものをさせられたり、

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がじがじしたり、おしっこしたり。

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はなは、消化器系の持病があったにもかかわらず、
大食漢で食いしん坊で、食い意地が張っていました。

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自分のごはんを食べ終わっても、どうしても人間のものが食べたい。
キッチンに来て、落ちてきそうなものを狙う。
テーブル脇に来て、ちょうだいちょうだいをする。

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もらえないとわかると、ふてくされる。

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車に乗って遠くに行くのも好きでした。
窓から顔を出して、気持ち良さそうに風に当たっていました。

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休みの日には、ときどき遠出をしました。
房総に借りていた畑や、

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山奥の温泉宿や、

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紅葉の渓谷や。
自然が大好きでした。

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典型的なテリアキャラクターで、頑固でマイペースでしたが
とても人なつこく、物怖じしない性格。
お客様や出先で会ういろんな方に可愛がっていただきました。

P1020208P1010181hanaandmom527863_305485149519307_147268580_nhanaathomeはなちゃん20081128リサコラムにて

現在小5の甥が生まれる前からいた犬。

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家族写真にもいつも一緒に写りました。

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撮影にもときどき連れて行きました。
無料で使えるモデル犬なので、何度か雑誌のモデルもしました。

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でもやっぱり家にいる時間が一番長かったし、
一番好きだったのではないかな。

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うれしいときも、悲しいときも。

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調子のいいときも、悪いときも。

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仲のいいときも、けんかしたときも。

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いつも当たり前のように近くにいて
同じようにしっぽを振って、どこに行くにもついてきた愛犬。

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そんな愛犬も、少しずつ少しずつ年を取って、
全速力で走る姿も、階段を何度も上り下りする姿も
ここ数年は見られなくなっていたけれど、

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もう少し、一緒にいられると思っていました。

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動物病院でできることは手を尽くし、
「あとはご自宅でゆっくりさせてあげてください」と言われた日。

目を見開いて苦しんでいる愛犬の全身をなでながら、主人が
「はな、あんなところに行ったね。あそこにも行ったね。
川に入ったり、池に落ちたりしたね」と話しかけたら、
そのときだけ、じっと目を閉じて聞いていたのだそうです。

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まさかそれが最後の夜になるとは思っていなかったので
教えてもらった通り皮下点滴をして、酸素マスクを顔のところに近づけて
数時間、仮眠をしていました。

午前3時頃、ふと起きてみると、速かった呼吸がゆっくりになっていました。
少し楽になったのかな、と思って近づいてみると
はなが、何か言いたそうにしました。
急いで主人を起こしました。

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じっとこちらを見ている愛犬に思わず、
「はな、もうがんばらなくていいんだよ」
「よくがんばったな」と声をかけました。

もう顔を動かす力もなくなっていたのに、
はなは、自力で酸素マスクをよけて、
わん、わん、と聞こえないくらいかすかな声で2回鳴きました。
それから、しっぽを振って、脚をぴーんとはって、
目を開けたまま、静かに息を引き取りました。
その間、わずか10分ほどでした。

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もういくら後悔してもしかたのないことだけれど、
最後の1週間だけは、本当にもっとどうにかしてあげたかった。

7月中旬に大きな撮影で2日間朝晩家を留守にし、
7月の最終日に揃って行く出張が入っていた私達に
ひとつも仕事の支障をきたさせずに、駆け足で逝ってしまったはな。
事情を話して、都合をつけることだってできたのに。

あんなに食べるのが好きだった犬が、
大好物のささみもトマトも枝豆も桃も
何も受け付けずやせ細って、目を見開いたまま苦しんでいた姿は
きっとどんなに時間が経っても忘れられない。

あんなに苦しんで、痛がって、こわがって。

そう思いながら、亡骸をきれいにして、
はなが初めて来た日に私が着ていたTシャツをかけて、
買ってきた花できれいに飾って、
夕方、家を出るまでの時間を過ごしました。

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冷たく、固くなってしまったはなに触れるのが
なんとなく恐ろしくて、
そのおでこをそっとなでることくらいしかできませんでした。

夕方近くになって、様子を見に行くと、
苦しそうだった最後の顔が、だんだん変わってきていました。
大好物を目の前にしているときのような、
満足そうに口角を上げた、いつもの笑顔に。

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容態が悪くなってから1週間、
病気や薬品の、なんとなく不吉な感じの匂いがしていた小さな身体。
でも、お別れで家を出るとき、そっと抱き上げると
はなの背中とおでこは、いつもの匂いに戻っていました。
おひさまに当たったぼさぼさの混じり毛の、
温かく陽気な、あの匂いに。

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大好きだったあの笑顔とあの匂いを
最後に残していってくれたこと。
きちんとお別れのあいさつをしてくれたこと。

私達の悲しみが最小限になるように
ちゃんと考えていてくれていた、はな。

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だから私は、ひどいペットロスのような症状にもならず、
比較的淡々と、日常生活に復帰することができました。

その気持ちに応えて、
はなのことを思い出すときは、いつも笑顔でいたいと思います。

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2000年の7月に偶然立ち寄ったあのお店で
はなを見つけて、連れて帰ってきて、
本当によかったと思います。
はなも、うちにきてよかったと思っているといいな。

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私の大切な友達、はな。

またどこかで、必ず会おうね。
そのときまでさようなら、ありがとう。

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2014年 8月 20日

Bedroom, My Resort  リゾコのベッドルームガイドE-BOOK

カテゴリー LIFESTYLE,WORKS

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