10年前の願い事

10年前、2000年の七夕の日、私はある願い事を短冊に書いて笹につるしました。

「犬と暮らせるようになりますように」

七夕の願い事って結構かなうものです。何年か連続で書いたことが実現し、でもこの時は「でも引っ越したばかりだし、仕事忙しいし、無理だよねぇ~」と思いつつ書いていたことを思い出します。

が、そのたった2日後、我が家に生後45日のケアンテリアがやってきたのです。

「願い事がかなったんじゃなくて、自分で買ったんじゃん!」と突っ込みを入れられそうですが、いやーそうじゃないんですよ。

子どもの頃から実家で飼っていた、大好きなおとなしい雑種犬がいました。その犬は16歳まで長生きしたのに、なぜかある日、実家の庭から忽然といなくなってしまったのです。

探しても探しても見つからなくて。1か月くらい後になっても近所の森の中をかき分けて探したりしたなぁ。28歳の時のこの出来事から、5年くらい立ち直れなかった。どうしてあの子に、膝の上で最後のときを過ごさせてあげられなかったのか。よく、夜中に夢をみて、大泣きして起きたりしていました。夫によく、どうしたの、大丈夫?と呼ばれて気がついたりして。

七夕の夜、その犬が夢に出てきたのです。どういうシチュエーションだったのかはもう忘れてしまったのですが、その犬ははっきりと「もう悲しむのはやめて、新しい子と仲良く暮らしてほしい」と言いました。

7月9日、そのペットショップの一番奥の段ボール箱に入っていた(小さすぎて、まだケージにも移されていなかったんですね)、体重700gの小さな黒い赤ちゃん犬。見た瞬間に涙が止まらなくなり、気がついたら箱に入れてもらってタクシーに乗っていました。最初の夜が明け、10年前のちょうど今日の朝、撮ったのがこのフレームに入った写真です。



はな、おまえはみっくの生まれ変わりなのかもしれないね。

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