ケアンテリア/A Natural-born Climber

わが愛犬「はな」は、スコットランド原産のテリアの原種、ケアンテリアという種類の犬です。
ヨーキーもウェスティもスコッティも、テリアと名のつく犬はほとんど、このケアンテリアから生まれたんですよ。



ケアン=Cairnとは「積み石」という意味で、故郷スコットランドでは、アナグマなど小動物をつかまえるために、積み石がいっぱいの屋外で働く作業犬だったそうです。深い穴を掘って、太く通る声で吠えて獲物を追い立て、穴の中に追いつめて仕留めるという、なかなかしぶとい策士らしい。

道理で、うちのカーペットを10年以上、毎日熱心に掘り続けるはずだ。自然の呼び声なんですね(ペイントリフォームでお見せした「ここ掘れわんわん」Replayはこちら)。



そんな愛犬もすでに10歳半。以前ほど走り回ることも少なくなり、陽だまりで寝そべる姿などを見ると、さすがにシニア犬らしくなってきたのかな…と思っていたら、



最近かなり驚くことがありました。休日に車を走らせて、紅葉真っ盛りの、秩父・長瀞渓谷へ行った時のこと。



ここは、自然が作った結晶片岩の岩畳で有名な場所で、川岸に切り立った、ごつごつした平らな岩が、高低さまざまな段差を見せて広がっています。

ちょっと歩いてみようかと、愛犬を長いリードにつないで岩畳に踏み出したところ、俄然得意げにしっぽを立て、ずんずん先に急ぎ出したのです。その足どりの軽やかで速いこと。



段差もものともせず、ものすごい勢いでぴょんぴょん飛び超えていきます。



撮影が下手でわかりにくいのですが、この岩、高さ1mほど。地面から70~80度ほどの角度で切り立っていて、絶壁と呼んで差し支えない段差。私でも手をつかないと登れません。



これを軽々と登って渡ったときには、周囲にいた人達が拍手してくれたほどでした。「ファイトー!一発!」って感じだったね。

スコットランドで確認してきたわけではないのですが、考えてみたらこの状況、きっと祖先の故郷の積み石によく似ていたんじゃないかと。

どうよ? 言っとくけど生涯現役だからね、わんわん(自慢げ)。



あー疲れた、ということで、帰宅後は腹を出して爆睡です。



生まれつき得意なことってあるんだね。いやー見直したぜ、はな。

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